毎年ロボ団では全国の子ども達がプログラミングの腕を競うロボコン、「ダンカップ」を開催しています。先日、その西日本大会が大阪で開催されました。
関西地域から沖縄までの各ロボ団校舎から総勢120名ほどの子ども達、40チームが参加する大イベント。箕面校からは小学2年生のスターターチーム「みのおドラゴン」と小学4〜5年生のベーシックチーム「みのおキッズ」の2チームが初エントリーしました。
はじめての出場だったので、事前に子ども達とミーティングをしました。 子ども達に「目標は?」と聞くと、「優勝!!!」と即返事が。
「40チームくらい参加するらいしよ」というと、「げ、じゃあ、3位以内」「いや、最下位じゃなかったらいい」と、どんどん目標が低下。(笑)
はじめての出場で、大会や他校の子ども達のレベルもわからないので無理もありません。
けれど、私たちとしては「出場するからには子ども達にとっていい経験になってほしい」「努力すれば成果が出るという成功体験を味わってほしい」と思い、練習会を何度か開催しました。
大会は競技ですので通常のレッスンとは違い制限時間やトライ&エラーの回数制限、即失格となるミスなど、色々なルールがあります。
そのルールを練習会に取り入れてみると、プレッシャーがかかったのでしょう。レッスンではクリアできるコースがクリアできなかったり、いつもはしない間違いをしたり、時にはケンカを始めたり・・・。
それでも練習会を重ねるに従い、子ども達も慣れてきて、平常心で大会に臨める状態が整ってきました。
そして、大阪マラソンと同じ日に西日本大会を迎えました。
広い会場に、100人以上の見知らぬ子どたち。会場に入った時には、箕面校の子ども達は緊張でドキドキしたと言っていました。
そして競技がスタート。 競技がスタートすると応援はできますが、講師も親も子ども達に一切アドバイスができません。子ども達から質問をしてきても一切答えてはいけません。それが「子どもの自主性を育てる」をモットーにしているダンカップのルールです。
私たちができるのは、ただ見守ること。
子ども達が一生懸命練習する姿をなんども目にしてきたので、「あの努力が実ってほしい」「努力は実るという経験を味わってほしい」と願いながら、子ども達を見守っていました。
そして80分が経過し競技が終了。 結果発表を迎えました。 全国大会に出場できるのは上位3チームのみです。
結果はなんとスターターチーム「みのおドラゴン」は準優勝!
ベーシックチーム「みのおキッズ」は優勝!
4月から学び始めた子ども達なので、これはもう快挙としか言いようがありません。見事に力を出し切って全国大会への切符を自ら勝ち取りました。
表彰状をもらい、記念撮影。
優勝したみのおキッズの3人はマイクとカメラを向けられ人生初の優勝インタビュー。
チーム名を呼ばれた時の子ども達の顔は一生忘れられません。
競技中、ハプニングが起きたり、思い通りにロボットが動かず、子ども達も焦った時がありましたが、最後までできることをチームワークを発揮してやり切った彼らが誇らしいです。
1)チャレンジすること
2)やりきること
3)みんなで力を合わせること
今後もこの3つを大切にしながら、成功体験を1つ1つ積み上げ、子ども達の才能とやり抜く力を伸ばしていきたいと思います。
来年は全国大会。
子ども達といい経験を積み重ねたいと思います。