フローチャートで論理数学的知能が伸びる

フローチャートで論理数学的知能が伸びる

こんにちは、ロボ団味箕面校の北端です。
4/1からロボ団箕面校、生徒数15名でスタートしました! スターターは1.5時間、ベーシックは3時間ぶっつづけのレッスンですが、子どもたちは休憩することもなく、「まだやりたい!」と夢中になって取り組んでいました。

同じロボットを作り、同じコースを走らせますが、チームごとに個性が出てロボットの走らせ方も多種多様。この違いがどんな才能に変わり開花していくのか、私たちも楽しみです。

さて、今日はIQの1つ論理数学的知能についてお伝えします。
論理数学的知能とは、物事を論理的にとらえ順序立てて分析したり、数を理解して操作する力のこと。問題解決力の土台になる力です。

美味しい料理を作るには、美味しく作るための手順があります。手早く夕飯を作るにも手早く作る手順があります。同じように勉強が得意な子供は「問題を解く手順」を理解しているので、その通りに解くので成績も伸びていきます。

逆にいえば、練習しても伸びないのは能力がないというよりも、必要な手順を理解していないことも多いのです。

礼儀でも勉強でも片付けでも「どうして、ちゃんとしないの!」と子どもを叱りたくなる時は、往往にして、子どもが手順をすっ飛ばしていると気づいた時ではないでしょうか? そんな時は、まず子どもが手順を理解できているかどうかをチェックすることも大切です。

論理数学的知能が高いと、目標達成や問題解決に必要な手順を理解したり、自分で考えることができるようになります。

文部科学省も「公教育で論理的思考能力を伸ばす」という指針を出しているのは、問題解決能力を伸ばす土台になるのが論理的思考能力だからです。

ロボットプロラミングで一番伸びるのは論理数学的知能です。

ロボ団のレッスンでは生徒にフローチャートという紙を配っています。これはプログラムを組む順番をパソコンで操作する前に自分の頭で考えて書く用紙ことです。

毎回レッスンでは、子たちにパソコンを触る前にフローチャートにどんな順番でプログラムを組むのかを書いてもらいます。 たとえば、このコースはロボットにペットボトルを掴ませて戻ってくるのがミッションです。

この場合、順番としては、

1)まっすぐ進む
2)ペットボトルの前で止まる
3)ペットボトルを掴む
4)後ろに戻る
5)ペットボトルを置く
という順番になります。

レッスンでは子どもたちに手順は説明せず、ロボットを動かして見せるだけです。 その後、フローチャートに記入してもらいます。

フローチャートを見れば、子どもたちがプログラムの順番を論理的に考えているかどうかがわかります。この5つを書けていれば、よく観察し、論理的に考えている証拠。頭の中にプログラミングのイメージも湧いているので、簡単にプログラミングができます。

ちゃんと書けていない場合には、講師が質問を投げかけながら、フローチャートを書き直し、論理的思考能力が伸びるようにサポートします。

はじめはなかなかうまくできない子も繰り返しフローチャートを書くことで、「目標達成や問題解決には手順があって、その通りにやればできる!」と自信がついてき、ワーキングメモリ(短い時間に心の中で情報を保持し,同時に処理する能力)も伸びていきます。

プログラミングでも勉強でもスポーツでも、論理的に考えて順番を理解すれば伸びるものです。論理的に考えられるようになるのは10歳以降だと言われているので、ロボ団箕面校ではフローチャートを活用することで、子どもたちの論理的思考能力とやり抜く自信を根気強く育んでいきたいと思っています。

ロボ団箕面校
北端康良

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