こんにちは、ロボ団箕面校の足立です。
先日の授業で、子ども達がこんな風景を繰り広げていました。
サッカー好きのA君。
クラスメイトから 「俺リフティング100回できる。お前は?」 と振られると、照れながらも、
「えー、それ聞いちゃう? リフティングは全然できないけど」
「こないだも試合見に行ったし、海外チームの試合もほとんど見てるし」
「サッカー好きは絶対負けないからな」
と、いつものように熱く語っていました。
ところが、そのA君が「サッカーやめた」と言い出し、クラスみんながびっくり!
よくよく聞くとサッカーは大好きなものの、プレーはちょっと苦手だとか。 けれど「A君と言えばサッカー好き」というのがクラスメイトの常識だったので、彼の発言にみんなが反応したのです。
「えー、やめたん!?」
「なんで?」
「レギュラーじゃないから諦めるの?」
「ダッサ!」
あまり口が過ぎれば介入しようと思いながら眺めていると、心配とは裏腹に、野次はいつのまにか男同士の励ましに変わっていきました。
「俺なら諦めないけどな!」
「好きなんやったら上手くなくても、レギュラーになれなくてもいいやろ」
「そこは続けろよ!」
A君を見ると、彼はいつも以上に照れながらも、とても嬉しそう。私も子供達の応援する姿に胸が熱くなりました。
壁に直面した時、一人で頑張っていると心が折れそうになることもありますが、その時支えてくれるのは仲間。 仲間の応援に助けられることはとても大きいと思います。
文科省が進める「他者と協働する力」のベースにあるのも友情を育む力です。 お互いに応援し合い、助け合う。
プログラミングを通じて、そんな友情を育んで欲しいと思います。