子供の「やり抜く力」を育てる第一歩。

子供の「やり抜く力」を育てる第一歩。

こんにちは、ロボ団箕面校の北端です。
今日は「子供のやり抜く力の育て方」のコツを1つお伝えします。

GWに実家に帰ると6才の姪っ子が「トランプをしたい!」というので家族全員でトランプゲームをしました。 私は相手が子供でも手を抜かないので、ゲーム中盤に差し掛かると姪っ子が負けそうな気配に。勝てないと思った彼女は「もうイヤ!」と言いはじめました。

「何が嫌なの?」と聞くと、「勝たれへん」「もうイヤや」といって駄々をこねる彼女。「じゃあ、止める?」と聞くと、「やめたくない。でも、このまま続けて負けたくない」の繰り返し。 駄々をこね続ける彼女を制しながら、「負けたらどんな気持ちになるの?」と根気強くなんども聞くと、「悔しい」と言って、涙をボロボロこぼしはじめたのです。

一人っ子で普段、おじいちゃん、おばあちゃんに遊んでもらっているため、いつも勝たせてもらっている彼女は「負ける悔しさを受け止める心の力」が育っていませんでした。そのせいで「途中でやめる」と言い出し、やり抜く力を発揮することもできなかったのです。

「やり抜く力」の話になると、習慣づけや継続する方法など、方法論に話題が行くことも多いですが、私はその前に「自分の気持ちを受け止める力」が大切だと思います。

姪っ子の場合なら、「悔しさ」を受け止める心の強さを身に付けること。それがあれば受け止めた上で、「じゃあ、この状態から次はどうするのか?」を自分で考えて行動できるようになるからです。

やり抜く力を育てる第一歩は「自分の気持ちを受け止める練習」をさせてあげることです。

悔しさを受け止めるのは大人でも難しい。悔しいのに、悔しくないふりをする人もたくさんいます。でもそれではやり抜く力は育たず、やりたいことができた時、目標を達成することも難しくなってしまいます。

子供が泣く姿は私も見たくはありませんが、その涙が一生の強さに変わるなら、涙は強さの源泉だと思います。

「悔しい」という気持ちを言葉にできた時、姪っ子は自分の心で悔しさを受け止めることができました。落ち着くのを見計らってから、トランプゲームに勝つコツを2つ教え、ゲームを5回しました。

それから3回、彼女は負け続けましたが、「もうイヤ!」ということもなく、コツをひたすら実践。すると徐々に上達し、最後は私も完敗しました。

やり抜く力を育てる第一歩は「自分の気持ちを受け止める練習」から。子供によって「受け止めるのが苦手な感情」は違うので、日々の暮らしの中でよく観察してあげてください。「自分の気持ちを受け止める力」を伸ばしてあげれば、子供は必ず成長します。

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